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(回答先: セリーヌが描いた、レーニンへの革命資金『正金貨2億ドル』って、現在ではどれぐらいの貨幣かちがあるの? 投稿者 ジャック・どんどん 日時 2003 年 6 月 21 日 00:35:23)
ジャック・どんどんさん、こんにちわ。
1933年までの平価は1オンス=20.67ドルですから、現在の市場価格1オンス=360ドルで換算すると、17.4倍の34.8億ドル(約4,176億円)になります。
ちなみに、1913年の日本の輸出総額は3億1千万ドルで、輸入総額は3億6千万ドルです。(当時の日本の輸出総額の64%に相当すると考えると、2億ドルの“重み”が増してきます)
1914から1918年の平均米国連邦政府支出は33億6千万ドルですから、2億ドルはその17分の1くらいに相当します。
現在の連邦政府支出は105兆ドルくらいですから、その17分の1と考えると、およそ6兆ドル(約720兆円)の“重み”になります。
また、1914年から18年の米国の貿易収支黒字(年平均)は24億ドルですから、その12分の1に相当します。
ロマノフ王朝の価値というより、ロシアを「近代化」し差配できる価値だと思います。
第二次世界大戦の独ソ戦だけで2億ドルをはるかに超える価値があります。
ソビエトロシアの犠牲的軍事力なしでのドイツの「近代化」は無理だったでしょうからね。