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2003.06.19
Web posted at: 17:15 JST
- REUTERS
(ロイター) 米ニューヨークの検察当局者は19日、2001年9月に起きた米同時多発テロの影響で故障した現金自動預入払出機(ATM)から、計1500万ドル(約18億円)以上が盗まれた可能性があると指摘した。関連捜査が継続中で、被害金額が増大する恐れもある。
ロバート・モーゲンソー主任検事が会見で明らかにした。被害に遭ったATMは複数で、ニューヨークの信用金庫が設置していた。世界貿易センター(WTC)ビルの崩壊に巻き込まれて、銀行間の取引を処理するコンピューターが壊れた状態となっていた。
これが原因で、顧客の口座残高をチェックする機能に支障が出て、悪用した顧客が現金やクレジットカードなどで相次いで盗んだとみられている。これまでに74人が重窃盗罪で逮捕、起訴され、別の容疑者44人も追及している。
同検事は、信用金庫が「特に惨事に遭遇した顧客などに迷惑をかけないよう、ATMを閉鎖しない」と決定したと指摘した上で、「しかし、残念なことに多くの人に悪用された」と話している。
検察当局によると、ある逮捕者は2001年9月13日から同年10月31日の間に、25回にわたり計5899ドル(約70万8000円)を引き落とした。しかし、同時多発テロ前の口座残高はわずか7ドル33セント(約880円)だったという。
また、111ドル(約1万3400円)の残高から、計7336ドル50セント(約88万円)をごまかした者もいた。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200306190015.html
★ この話では、残高範囲内で引き出した人も、その分残高がマイナスにならないということになる。
クレジットカードを使った人も、当然あとから利息付きで請求が来ると思っていたはずだ。