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以下、A少年の再審実現に向けて奮闘している後藤昌次郎弁護士が、「A少年仮退院」の報道を受けて書かれた文章の一部を紹介します。
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…現在マスコミを通じて、「A少年」がこの秋にも仮退院されるとの報道が流され、「怒り渦巻く不安」「何しでかすか分からん」「反省したか疑問やわ」など、「A少年」が犯人との前提を疑うべからざるものとして世の恐怖と不安をあおるセンセイショナルな記事が大々的に流布されています。
「A少年」逮捕当時と変わらぬこのような状態では、「A少年」は、今度は直接社会の只中に置かれるだけに、興味本位のマスコミやこれにあおられる市民の探索や好奇心、デマの的とされて、人間としての安らかな時間とプライバシーを奪われてしまうでしょう。そして生涯そのような状態から解放されず人間として抹殺されてしまうでしょう。「A少年」が酒鬼薔薇事件について冤罪とすれば到底許されない事態です。
98年10月の告発以来、私たちが主張してきたことは間違っていますか。述べてきた疑問は根拠なく不合理ですか。「A少年」の自白は取調官の偽計による違法なものではありませんか。自白を裏付ける客観的証拠はありますか。神戸新聞社に送られた犯人の手紙、「A少年」犯人説の端緒とされた「懲役十三年」と称する文章は、国語力2の中学三年生の到底書けないものではありませんか。家裁決定の最大の根拠となっている精神鑑定書は、「A少年」の犯行を疑問の余地のない前提として作成された倒錯した無価値なものではありませんか。
「疑わしきは罰せず」との大原則に立てば、少なくともこれらの疑問が解消されない限り、「A少年」は酒鬼薔薇事件について冤罪とするほかないと信じます。
付審判請求書
http://w3sa.netlaputa.com/~gitani/fushimpan.htm