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【ワシントン10日共同】火星表面を走り回り、水や生命の手掛かりを探す米航空宇宙局(NASA)の無人火星探
査車「マーズ・エクスプロレーション・ローバー(MER)」が、米東部時間十日午後一時五十八分(日本時間十一日
午前二時五十八分)、ケープカナベラル空軍基地(フロリダ州)から打ち上げられた。
デルタロケットは発射から三十六分後、インド洋上空でMERを積んだ宇宙船を切り離し、打ち上げは成功。MER
は「スピリット」と名付けられ、来年一月四日にかつて湖だったと考えられているクレーターへの着陸を目指し、約七
カ月の旅に出発した。
ゴルフカート並みの大きさで六輪のMERは、ハンマーのような岩石採取装置の付いたロボットハンドや高性能カメ
ラ、化学分析装置などを備えており「ロボット地質学者」とも呼ばれる。
着陸時にはエアバッグを膨らませ、衝撃を抑える。太陽電池の電力で火星の表面を動き回りながら、地質や土の中の
水分量などを測定。火星の表面を覆っていたとされる水の分布や、生命が存在できる条件があったかどうかを調べる。
NASAは「オポチュニティ(好機)」と名付けた二台目のMERを今月末に打ち上げる。二台目は一月二十五日、
湿った環境下で形成される鉱物が豊富にある別の場所に着陸。ともに三カ月以上にわたり探査する。
火星には現在、一九九八年七月に打ち上げられた日本の探査機「のぞみ」と、今月初めに打ち上げられた欧州宇宙機
関の探査機「マーズ・エクスプレス」が向かっている。
マーズ・エクスプレスは今年十二月初め、のぞみは来年一月に火星の軌道に到達する予定で、火星研究が大きく進展
すると期待されている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20030611/eve_____kok_____003.shtml