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「ネオコン」派の目指すところは、ユニバーサル・ファシズム、と言う名のもとでの世界人間牧場。[週刊日本新聞]
http://www.asyura.com/0306/bd27/msg/242.html
投稿者 代木 日時 2003 年 6 月 06 日 00:16:52:

「ネオコン」派の目指すところは、ユニバーサル・ファシズム、
 と言う名のもとでの世界人間牧場。
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/

:この部分は太田龍的世界観の中核だが、果たしてどう捉えるべきなのだろうか。過剰反応気味ではある。


投稿 平成15年06月06日00時06分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)六月五日(木)
(第五百九十九回)

○フーコーは、コジェーブの歴史の終わりと、人間の動物化につ
 いての説を、自分なりのかたちに変形して打ち出した
 (シァディア・B・ドルーリー著「アレクサンドル・コジェーブ」、
 百三十九頁)、と言う意味ののことを、ドルーリー女史は書いて
 居る。

○その歴史の終わりのときに、権力は、世界を画一化し、マニュアル化
 し、規格化する、と言う。

○この傾向を、しかし、「動物化」、と名付けることは正確ではない。

○自然界の野生動物は、画一的でもないし、マニュアル化もされないし、
 規格化もされてなは居ない。

○この場合の「動物化」、とは「家畜化」と、解されなければならない。

○歴史の終わりのときとは、権力が、地球上の一切の動物を、工場生産
 化し、家畜化するのみならず、地球上のすべての植物、微生物、大地、
 空気、水、いな、日光までも、工場生産的に管理するのである。

○しかし、一体、ここに言われる「権力」とは何者なのか。

○「EIR」誌は、
 現在、米国の国家中枢を掌握しつつある、いわゆる「ネオコン」派は、
 実は、「レオコン」、つまり、レオ・シュトラウス学派の産物である、
 そして、このレオ・シュトラウスは、フランスに移住したロシア人
 学者、アレクサンドル・コジェーブと共に、ユニバーサル・ファシ
 ズム体制の実現を目指す、シナルキスト・インターナショナルの
 系列である、と暴露した。

○「ユニバーサル・ファシズム」とは、何者か。

○それこそ、ニューワールドオーダー(新世界権力)なるものの正体
 である。

○フーコーがコジェーブの説を取り入れて展開する「権力」なるもの
 の実体は、ユニバーサル・ファシズムに他ならず、そしてそのユニ
 バーサル・ファシズムが完全にに全世界を征服し終わったとき、
 そこに出現するものは、「世界人間牧場」以外何者でもない。

○にも拘わらず、今、日本民族に対して注入されつつある米国
 「ネオコン」派についての情報は、限りなく皮相である。

○「EIR」誌、二〇〇三年五月二十三日号、六十二頁以下。
 ここに、バーバラ・ボイド(Barbara Boyd)が、「レオコンの
 反アメリカ的ルーツ」、と言う記事を書いて居る。

○ここには、第二次世界大戦護後、ナチス・ドイツのもっとも権威
 ある法学者、政治学者、政治哲学者であったカール・シュミットが、
 どのようにして復権し、ドイツ国内でも、米国を含む全欧米世界
 でも、レオ・シュトラウス、コジェーブらと共に、体制側の主要な
 イデオローグとして活動したが、と言うことが、詳しく、述べられ
 て居る。

○これらのイデオローグの志向する、その方向は、まもなく、
 オルダス・ハクスレイの「すばらしき新世界」であり、オーウェル
 の「一九八四年」であり、要するに、世界人間牧場、なのである。

 (了)

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