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「ネオコン」派の目指すところは、ユニバーサル・ファシズム、
と言う名のもとでの世界人間牧場。
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/
:この部分は太田龍的世界観の中核だが、果たしてどう捉えるべきなのだろうか。過剰反応気味ではある。
投稿 平成15年06月06日00時06分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)六月五日(木)
(第五百九十九回)
○フーコーは、コジェーブの歴史の終わりと、人間の動物化につ
いての説を、自分なりのかたちに変形して打ち出した
(シァディア・B・ドルーリー著「アレクサンドル・コジェーブ」、
百三十九頁)、と言う意味ののことを、ドルーリー女史は書いて
居る。
○その歴史の終わりのときに、権力は、世界を画一化し、マニュアル化
し、規格化する、と言う。
○この傾向を、しかし、「動物化」、と名付けることは正確ではない。
○自然界の野生動物は、画一的でもないし、マニュアル化もされないし、
規格化もされてなは居ない。
○この場合の「動物化」、とは「家畜化」と、解されなければならない。
○歴史の終わりのときとは、権力が、地球上の一切の動物を、工場生産
化し、家畜化するのみならず、地球上のすべての植物、微生物、大地、
空気、水、いな、日光までも、工場生産的に管理するのである。
○しかし、一体、ここに言われる「権力」とは何者なのか。
○「EIR」誌は、
現在、米国の国家中枢を掌握しつつある、いわゆる「ネオコン」派は、
実は、「レオコン」、つまり、レオ・シュトラウス学派の産物である、
そして、このレオ・シュトラウスは、フランスに移住したロシア人
学者、アレクサンドル・コジェーブと共に、ユニバーサル・ファシ
ズム体制の実現を目指す、シナルキスト・インターナショナルの
系列である、と暴露した。
○「ユニバーサル・ファシズム」とは、何者か。
○それこそ、ニューワールドオーダー(新世界権力)なるものの正体
である。
○フーコーがコジェーブの説を取り入れて展開する「権力」なるもの
の実体は、ユニバーサル・ファシズムに他ならず、そしてそのユニ
バーサル・ファシズムが完全にに全世界を征服し終わったとき、
そこに出現するものは、「世界人間牧場」以外何者でもない。
○にも拘わらず、今、日本民族に対して注入されつつある米国
「ネオコン」派についての情報は、限りなく皮相である。
○「EIR」誌、二〇〇三年五月二十三日号、六十二頁以下。
ここに、バーバラ・ボイド(Barbara Boyd)が、「レオコンの
反アメリカ的ルーツ」、と言う記事を書いて居る。
○ここには、第二次世界大戦護後、ナチス・ドイツのもっとも権威
ある法学者、政治学者、政治哲学者であったカール・シュミットが、
どのようにして復権し、ドイツ国内でも、米国を含む全欧米世界
でも、レオ・シュトラウス、コジェーブらと共に、体制側の主要な
イデオローグとして活動したが、と言うことが、詳しく、述べられ
て居る。
○これらのイデオローグの志向する、その方向は、まもなく、
オルダス・ハクスレイの「すばらしき新世界」であり、オーウェル
の「一九八四年」であり、要するに、世界人間牧場、なのである。
(了)