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ネオコン米国の標的は中共中国の解体壊滅、
そして中国の植民地化と(「EIR」誌)
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/
投稿 平成15年06月03日00時06分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)六月二日(月)
(第五百九十六回)
○「EIR」誌、二〇〇三年五月二十三日号。
四十四〜五十五頁。
○ここに、マイク・ビリントンの「シュトラウス一派の標的は北京
である」、と言う十二頁大論文あり。
○マイク・ビリントンは、「EIR」誌のアジア(インド、東南アジア、
中国)担当記者。
○ちなみに、六月四日(水曜)夜六時半〜九時、東京(文京シビック
センター、四階A会議室)で講演する、キャシー・ウォルフェ女史は、
もう一人の「EIR」誌アジア(日本、韓国、北朝鮮、台湾、中国)
担当記者である。
○M・ビリントンの前記論文は、日本人にとってきわめて重要だが、
その全文は、とても日本語に翻訳できない。
以下に、とりあえずその要約をして置く。
(1)イラク戦争後の、米国ネオコン派の標的は、中国である。
(2)標的と言うことは、文字通り、中国に対する戦争である。
(3)ネオコン派の、米国を使っての世界征服戦争計画に於いて、
ユーラシア大陸の三つの大国、即ち、中国、ロシア、インド
を同盟させないないこと、そのことが、死活的に重要である、
と、彼等は見る。
(4)米国ネオコン派の文書では、中国とロシアを、彼等にとって
の、もっとも差し迫った脅威である、とする。
(5)更に彼等の文書では、ドイツや日本のような米国の同盟国で
さえも、潜在的な脅威として使命される。
(6)ソ連共産圏が崩壊して冷戦で米国が勝利したあと、ネオコン派
は、新しい帝国建設に乗り出すが、そのためには、新しい敵を
作り出さなければならない。
その敵とは、
第一に、イスラム世界であり、
第二に、儒教の中国である、と言う。
○もちろん、ここに展開されて居るまともな分析は、完全に欲呆け
白痴化した日本の自称権力エリート、自称インテリマスコミ人
学者評論家などなどには、水準が高級過ぎて、とても、耳に入って
行かない、と言うことを、当「時事寸評」子は、よく、承知して居る。
○そもそも、「ネオコン」一派が、氷山の尖端部であって、水面下には
シュトラウス学派と言う巨大な氷塊が隠れて居ることすら、未だに、
日本の詐称エリート権力者には分からない。
○しかし、この件は、ここでは省略する。
○現在進行中の、北朝鮮と米国の、関係の険悪化は、ネオコン派の
中国包囲作戦の始まりである、と言う。
○そして、日本はどうなるのか。
○筆者が既に当「時事寸評」で述べたように、
ネオコン一派の支配する米国は、日本に対して、
(1)北朝鮮に対する武力行使に参戦せよ。
(2)次に、中共中国壊滅のための、より長期の、そして巨大な軍事
作戦に、日本の国力のすべてを傾注せよ。
と要求することに成る。
○そして、なんと、売国奴小泉政権と、売国奴政財界学界宗教界と
マスコミは、この方向に、一億二千万日本国民を動員すべく、固く、
決意してしまって居るのだ。
(了)