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【ワシントン=笹沢教一】米スペースシャトル「コロンビア」事故調査委員会は29日、打ち上げ直後に左翼を直撃した外部燃料タンク断熱材の影響を調べる再現実験の結果、「一定の角度で断熱材が衝突すると、翼前縁部のパネルにずれが生じることが判明した」と発表した。
コロンビアは大気圏突入の際、前縁部のすき間から高温ガスが内部に侵入、空中分解事故につながったと考えられており、断熱材の衝突が事故の引き金となった可能性が極めて高くなった。
調査委は「まだ結論に至ってはいない」としているが、最も有力視されてきた事故の筋書きが実験で裏付けられたことで、原因究明作業はほぼ決着したと言えそうだ。調査委は実験結果などをもとに、7月中に最終事故報告書をまとめる。
再現実験は同日、米テキサス州のサウスウエスト研究所で実物大の左翼の模型を使用して行われた。断熱材片(重さ760グラム)を模型の翼に20度の角度で衝突させた結果、模型の前縁部を覆うパネルの一つがずれ、パネルと結合部分の間に長さ約56センチ、幅1―数ミリのすき間ができた。
(2003/5/31/13:09 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030531it04.htm