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記事ねつ造で揺れるNYタイムズ、ピュリツァー受賞記者が辞任 CNN
2003.05.29
Web posted at: 13:25 JST
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200305290015.html
- CNNhttp://www.cnn.co.jp/
ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク・タイムズ紙のハウエル・レインズ編集局長は28日、情報盗用が指摘されていたピュリツァー賞受賞記者の辞職願を受理したと、電子メールで社員に報告した。同紙は若手記者による大量の記事ねつ造発覚を機に、厳しい内部調査に取り組んでいる。
同紙は23日付の紙上で、国内報道を専門としてピュリツァー賞受賞歴のあるリック・ブラッグ記者による記事について、フリーライターの取材情報を無断で使っていたと認める「おわび」記事を出していた。
レインズ編集局長は電子メールで、「リック・ブラッグが出した辞表を受けとった。今は私たち全員にとって辛い時だ。社員を全面的に信頼している。近いうちにさらに詳しく説明する」と社員に通知した。
数冊のベストセラー本も書いているブラッグ記者は27日、CNNに対して、フリーライターの名前はクレジットせずに、その情報だけを記事中に使うのは、ニューヨーク・タイムズ紙では一般的な慣行だと説明。自分は何も悪いことはしていないが、若手記者による記事ねつ造発覚以来、社内の雰囲気は「最悪で、この中に捕らわれているわけにはいかない」と辞職の理由を話した。
同紙の広報担当はCNNに対して、フリーライターの取材成果を無断で使う慣例は同紙にはないと反論。タイムズ紙の社内規則では、記事内容を取材した本人の名前が記事の署名に使われる決まりになっていると話した。同紙は現在、記事に記者の署名をつける際の規則について、再検討を進めている。
同紙では、ジェイソン・ブレア記者の記事ねつ造を紙上で認めた際に、ほかにも同紙記事に関する盗用やねつ造の情報提供を読者に求めていた。これを受けて読者が、ブラッグ記者がフロリダのカキ漁について書いた記事は、現地のフリーライターの取材をもとにしたものだと指摘。同紙が内部調査をしたところブラッグ記者は、フロリダで現地取材をしたものの、記事内容の多くはフリーライターが提供した情報に拠っていると認めた。