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北朝鮮が米国との2国間協議の実現後に、日本、韓国を含めた多国間協議に応じる用意があると表明したことに対し、米政府高官は27日、相次いで「多国間協議だけが唯一の解決策」などと慎重に論評した。
北朝鮮の軟化とも受け取れる談話表明だが、ブッシュ政権は「核開発の検証可能かつ不可逆的な放棄」を北朝鮮が確約しない限り、体制保証や経済協力の具体的交渉に入らないとの方針を貫く構えだ。
パウエル米国務長官は「彼らの発言を精査している」としながらも「将来、協議があるとすれば、拡大した多国間協議だ」と明言。次回協議の見通しについては日本、韓国を含めた5カ国協議の可能性を示唆した。
バウチャー国務省報道官も会見で「2国間合意をほごにしてきた歴史からみて、懸念を抱くすべての当事者が関与した多国間プロセスのみが永続的な解決策を見いだし得る」と指摘。米朝枠組み合意や北朝鮮が最近「無効」を宣言した南北非核化共同宣言を念頭に、米朝二国間のいかなる取り決めも意味がないとの見解を示した。
米朝関係筋はブッシュ政権の基本方針について「北朝鮮の核放棄が交渉開始の前提」と説明。「米政府はこうした方針を近く行われる中国やロシアとの首脳会談でも確認し『対北包囲網』を形成していく考えで、北朝鮮の提案に応じることはあり得ない」としている。(ワシントン27日共同)
[毎日新聞5月28日] ( 2003-05-28-08:53 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030528k0000e030007000c.html