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対北朝鮮「圧力」文言削除、自民内に外務省批判が噴出 [読売新聞]
http://www.asyura.com/0304/war34/msg/738.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 27 日 23:10:55:

(回答先: 対北「圧力」発言、田中外務審議官が説明要領から削除 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 27 日 15:15:38)


 日米首脳会談で両国首脳が対北朝鮮政策について「対話と圧力」で臨む方針で合意したことをめぐり、田中均外務審議官が「圧力」部分を公表しないよう主張したことに対し、27日、自民党から批判が相次いだ。与党3党幹事長は藪中三十二外務省アジア大洋州局長から事情を聞き、「公表前に発表文を調整することは問題ない」と結論付けたが、背景には政府内の路線対立がある。

 ◆責任論も浮上◆

 「ゆゆしきことだ。真相はどういうことか」(山中貞則・元通産相)

 「田中氏のやったことは越権行為だ。責任を取らせるべく国会会期内に結論を出すべきだ。外務省にはしっかり真相を究明するよう言うべきだ」(桜井新・元環境庁長官)

 27日の自民党総務会や党外交関係合同部会では、事実経過の調査を求める声とともに、田中氏の責任を問う声が相次いだ。

 問題は、23日の日米首脳会談で両首脳が「北朝鮮問題の平和的解決のためには対話と圧力が必要」との認識で一致したものの、田中氏らが作った説明用の応答要領で「圧力」が削除されていたというもの。

 会談後の記者説明で「圧力」との言葉を公表した安倍晋三官房副長官は27日、記者団に対し、「政策を決める過程ではいろいろ議論があるが、首相が『対話と圧力』と言ったのだから、当然、その方向を国民に紹介した」と、田中氏の対応を暗に批判した。

 これに対し、田中氏はこの日、読売新聞の取材に対し、「首相が発言されたこと、(安倍副長官が)公表したことが政府の方針だ」と述べ、結論に従う考えを示した。しかし、「私は政府内の議論を表に出すことはない」とも語り、問題を表面化させた政府関係者への不満をにじませた。

 ◆路線対立◆

 一方、政府首脳や与党幹部からは、田中氏擁護論も飛び出した。福田官房長官と川口外相は27日の記者会見で、首相の「対話と圧力」発言について、「従来(の政府方針)と変わっていない」と述べた。さらに、福田長官は「どうして政府内の話し合いの中身が外に出るのか、不思議だ」と指摘し、田中氏と同様、不快感をあらわにした。

 田中氏に対する見方が2分される背景には、北朝鮮の金正日総書記の側近とのパイプを駆使して北朝鮮との対話継続を掲げる田中氏らの「融和派」と、北朝鮮には強い姿勢で臨むべきだとする「圧力派」との根深い対立がある。

 「対話と圧力」については、5月初め以降、外務省内で海老原紳北米局長らが「北朝鮮が核保有に言及し、対話だけの時代は終わった」と主張したのに対し、北朝鮮の“暴発”を恐れる融和派が反対してきた。

 圧力派からは「竹内次官は訪米時、国防副長官らに『北朝鮮の真意を読むべきだ』と伝えたため、米国防総省から『北朝鮮を信じるのか』と言われ、出入り禁止になった」とのうわさ話も漏れているほどだ。

 与党内では「政府内の亀裂が表に出るのは、北朝鮮に日本を揺さぶる材料を与えるだけだ」(自民党幹部)との批判が強まっている。

(2003/5/27/22:50 読売新聞 無断転載禁止)

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20030527i114.htm

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