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【バグダッド大木俊治】イラク南部を支配する英軍は25日、イラク第2の都市バスラの行政を委ねていた市民評議会に解散を命じ、当面の間は英軍が市の行政を直接指揮すると発表した。同評議会のタミミ議長と旧政権との関係が一部市民の不満を招いたことが理由で、新生イラクの統治体制作りの難しさを浮き彫りにしている。
バスラからの報道によると、タミミ議長ら地元住民30人で構成する市民評議会に代わり、英軍司令官を長とする暫定統治委員会が行政の日常業務を指揮する。一方で英軍と地元有力者による市民フォーラムを設置し、市政府の設置に向けた協議を並行して進める。
英軍はバスラ攻略の直後、地元の部族長であるタミミ氏に市の行政を委任。米軍復興人道支援室(ORHA)のガーナー室長は地方レベルでの「イラク人による統治」の成功例として評価していた。
しかし、タミミ議長が旧政権党のバース党と深い関係にあったことに一部住民が反発。占領当局のトップとして着任したブレマー文民行政官も、旧バース党関係者を要職から追放する意向を打ち出していた。
[毎日新聞5月26日] ( 2003-05-26-10:03 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030526k0000e030016000c.html