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【バグダッド井上卓弥】米軍侵攻による先月上旬のバグダッド陥落前後、同市の南方約20キロのトゥワイサにあるイラク最大の核施設が住民の略奪に遭い、運び去られた核物質によって付近一帯が放射能汚染の危険にさらされている。22日の国連によるイラク制裁解除決議採択を受け、国際機関による早期実態調査を求める声が強まりそうだ。
現在、同施設を封鎖・管理している米軍当局者が明らかにしたところによると、施設内の貯蔵庫にあった放射性物質入りドラム缶のうち、推計で少なくとも約2割の行方が分からなくなっているという。
同施設にはイラク戦争前、国際原子力機関(IAEA)の査察チームが入り、核物質の入ったドラム缶約100本を確認し封印していた。また、同当局者は、施設近くの地面2カ所で、核物質を捨てたことが原因とみられる放射能汚染を確認した。
AP通信によると、住民はイラクの警備兵が逃走した後、無人となった施設内に侵入し、関連機材に加えて「酸化ウラン」と書かれたドラム缶などを略奪。缶の内容物を施設内外の道路に捨てた上で家まで持ち帰り、飲料水の容器などに使用していた模様だ。
ほとんどの住民は核や放射能に関する知識を持たず、すでに体調の異常を訴えているケースもあるという。
同施設はかつて、フセイン政権の核開発計画の拠点とみられていたが、1981年にイスラエル軍、91年の湾岸戦争では米軍による空爆を受けて、一部が破壊された。ここ数年は活動を休止しており、国連査察で封印された核関連物質の貯蔵庫として使われていた。
[毎日新聞5月22日] ( 2003-05-22-18:37 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030523k0000m030022000c.html
★ 参照書き込み
『略奪された疑惑の「核」 − 米軍が核研究施設警備員から武器を取り上げ去っていった直後に略奪 − [ニューズウイーク日本版5・21]』
( http://www.asyura.com/0304/war34/msg/210.html )