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(回答先: 05/13 00:36 被ばく住民の治療必要 イラク核施設でIAEA 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2003 年 5 月 14 日 17:47:47)
05/20 16:16 核物質略奪で被ばく初確認 放射能汚染、拡大の恐れ 外信40
【バグダッド20日共同=半沢隆実】イラク中部ツワイサの核施
設が四月初めに周辺住民の略奪を受けた問題で、住民のうち少なく
とも七人が被ばくしていることが二十日までに病院医師の話で分か
った。この問題で被ばくが確認されたのは初めて。体の異常を訴え
る住民が増えており、放射能被害が今後拡大するのは確実とみられ
る。
ツワイサに近いサラマンパクにあるアルマダン総合病院のジャフ
ァル・ナセル医師によると、住民らが異常を訴え始めたのは四月半
ばごろ。皮膚の変色や鼻血、呼吸困難などの症状があり、専門家の
アドバイスを得て検査した結果、暫定値ながら白血球数の異常も見
つかり、近くのリヤブ村などに住む二歳から四十五歳までの七人が
二十日までに急性放射線障害と診断された。
そのうち重症の三人は緊急治療が必要だが、同病院やバグダッド
の医療センターなど専門的設備を持つ医療機関は、戦後の略奪など
が原因で対応できない状態という。幼児二人を除く五人が略奪に直
接加わったかどうかは不明だが、医師は「放射性物質に直接触れて
被ばくした可能性が高い」としている。
核施設関係者の証言によると、周辺の住民は略奪の際、核施設の
貯蔵庫からイエローケーキ(ウラン精鉱)が入ったドラム缶約百本
のほか機器多数を盗み、中身を道路などに捨て、一帯が汚染された
。住民らはドラム缶を、飲み水や食料の貯蔵容器として使った。
ドラム缶とともに盗まれた核物質用かくはん機など放射能に汚染
された機器多数が、現在もリヤブ村の学校やモスク(イスラム教寺
院)内に野ざらし状態で置かれ、今月半ばから専門家チームが測定
作業の後、撤去作業を進めている。
しかしツワイサ周辺では、未成年者を中心に吐き気や皮膚の異常
などを訴える人が急増。ナセル医師は「周辺住民の九割が放射能の
知識を持たず、症状が出ても民間治療に頼っている。被ばく患者が
増大するのは確実だ」と話している。
(了) 030520 1616
[2003-05-20-16:16]
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