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更新5/16/2003 6:57:27 PM米国東部時間
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狙撃事件なぜ本にできない?〜警察署長、言論の自由求め提訴
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昨秋首都ワシントン周辺で起きた連続狙撃事件について、捜査を指揮した当事者として本にまとめ出版する権利を郡の倫理委員会が妨害しているのは憲法違反だと、メリーランド州モンゴメリー郡警察のチャールズ・ムース署長(49)が14日、同州連邦地裁に訴えた。
ワシントン・ポストによると、ムース署長は、狙撃事件に関する執筆活動への同委員会によるあらゆる妨害を禁じるよう求めている。合衆国憲法修正第1条を根拠に、言論の自由を主張する構えだ。
署長の代理人によると、ムース氏はオレゴン州ポートランドの警察署長だった1998年から、自身が携わった事件に関する執筆を始めた。現在出版を計画している著書は、昨年の狙撃事件だけでなく、警察官としての経歴や自身の半生も盛り込んだ内容になるという。氏はすでに出版のダットンと契約を交わし、7章分以上を書き上げた。
一方、郡倫理委員会は、事件の書籍化や映画化を許せば、警察官としての名声をかさにムース氏が個人的な利益を得ることになり、事件の公判の行方にも影響を与えかねないと主張する。
昨年10月、バージニア、メリーランド両州およびワシントンで約1ヵ月に渡って発生した連続狙撃事件では、同24日にジョン・モハメッド(42)、リー・マルボ(18)両被告(公判中)が逮捕された。両被告はほかにルイジアナ、ジョージア各州でも狙撃事件にかかわったとみられ、事件は合わせて20件、死者は13人に上っている。2人は現在、バージニア州で拘置中。
http://www.usfl.com/Daily/News/03/05/0516_028.asp