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【エルサレム樋口直樹】ロイター通信によると、パレスチナ自治政府のエラカト交渉相が16日までに、アラファト議長とアッバス首相に辞表を提出した。17日行われるアッバス首相とシャロン・イスラエル首相との初会談のパレスチナ側代表団に選ばれなかったことに反発していたという。アラファト議長は慰留しており、辞表の扱いは次の閣議で協議される。
エラカト氏はアラファト議長の側近の一人。アッバス内閣はアラファト議長との交渉を拒否する米国やイスラエルの圧力の下で誕生しただけに、有力閣僚の辞意表明は、議長の指導力や和平交渉のあり方をめぐる内部対立の一端を示すものとみられる。
[毎日新聞5月17日] ( 2003-05-17-00:58 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030517k0000m030150000c.html