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MAY 14, 2003 22:15 by 權基太 (maypole@donga.com kkt@donga.com)
サウジアラビアの首都リヤドで12日夜に発生した自爆テロは、米同時多発テロを起こした国際テロ組職アルカイダの犯行であることが確実視されている。アルカイダが追加テロを警告したことで、米国務省は13日、サウジ駐在の米外交官の大半に本国への帰還命令を下した。
▼アルカイダの「追加テロ」警告〓米下院情報委のジェーン・ハーモン議員は「今回のテロは、同時多発であった点から見てもアルカイダの手法だ」と語った。
ロンドンで発行されるサウジの権威ある週刊誌「アル・マザラ」は、アルカイダの戦士訓練所の司令官アブ・モハメッド・アル・アブライを名乗る者から電子メールが送られて来、今回のテロがアルカイダの犯行であり、追加テロを警告する内容であったと、13日に報じた。
この電子メールは「サウジ警察が6日、リヤドでテロを準備中のアルカイダの組織員と武器を 摘発し逮捕したが、『アルカイダの計画』を防げなかった」とし、またアルカイダはペルシア湾地域やアラビア半島の都市に莫大な量の武器と爆薬を備え、他の攻撃を準備していると主張した。このため米国務省は13日、リヤド駐在の米大使館員のうち必須要員を除いた大半の外交官と家族に対して帰還令を下した。さらに連邦捜査局(FBI)要員をリヤドに派遣した。
▲「テロは必ず戒める」〓ブッシュ米大統領は同日、インディアナ州インディアナポリスを訪問した席で、今回のテロと関連して「誰であれ米国市民を攻撃すれば、必ず追跡して審判を下す。テロリストをかくまい庇護すればテロリストとみなす」と述べた。
▲サウジ政府内に同調者?〓米国とサウジ当局は、今回のテロを事前に知っていながらも防ぐことができなかったことが明らかになった。米国務省はすでに1日にサウジで米国の関連施設に対するテロ組職の攻撃準備が最後の段階に入ったと警告していた、と外信が伝えた。
またサウジ警察は6日、リヤドのあるアパートでテロの謀議に集まった数名を逮捕し、武器を 押収したが、逃げたテロ分子を全員捕えることはできなかった。これと関連して英BBCは「サウジ警察の秘密捜査にもかかわらず、テロ分子が逃走に成功したのは、サウジ内務省にアルカイダの同調者がいるという疑惑を抱かせる」と伝えた。BBCはまた「今回のテロの背後勢力は最終的に(サウジの)政権を狙っているようだ」と分析した。
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2003051561568