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(回答先: 米韓首脳会談:共同声明の要旨 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 15 日 16:15:26)
米国を訪問中の盧武鉉(ノ・ムヒョン)・韓国大統領とブッシュ米大統領は14日夕(日本時間15日朝)、ホワイトハウスで初の会談を行った。北朝鮮の核問題をめぐり「平和的解決」を目指す方針で一致したが、問題解決に向けた具体策については詰めなかった模様だ。また、在韓米軍基地の移転を含む再編を進めることで合意し、今年50周年を迎えた米韓同盟の重要性についても再確認した。
両首脳はホワイトハウスの大統領執務室で30分間会談した後、記者団が待つ中庭にそろって姿を見せた。ブッシュ氏は核問題について「私は平和的に解決するための努力を継続すると確約した」と明言。盧氏は「非常に短時間で順調に合意に至った」と応じた。
共同声明で両国は、4月の米朝中3者協議で北朝鮮側が核保有などを表明したことについて「深刻な懸念」とし、問題解決には「韓国と日本の参加が不可欠」と指摘した。さらに平和的解決の模索を強調しつつも、「脅威が増大した場合は追加措置の検討が必要」とし、北朝鮮への制裁措置の協議に含みを残した。
米政府高官は「盧大統領から武力行使の選択肢を放棄してくれ、という要請はなかった」と語った。韓国側によると、米側は「北朝鮮の脅しには屈しない」との原則も改めて表明したという。
北朝鮮問題の解決に向けた今後の具体策や日程について声明は触れておらず、突っ込んだ論議は避けた模様だ。対話を通じた問題解決をめざす韓国側と、経済制裁などの圧力も辞さない構えの米国側の立場の違いは残された。
南北対話について声明は、盧氏が「将来の南北間の交流や協力は核問題の行方に照らし合わせて行われる」と述べたと明記。韓国から北朝鮮への資金の流入が、金正日体制を支えていると懸念するブッシュ政権に韓国側が配慮した形となった。
米韓同盟をめぐっては約3万7千人を擁する在韓米軍の基地の移転に言及。韓国側は「北東アジア安保のため再配置は北朝鮮の核問題のめどがついてからにしてほしい」と希望していたが、声明では「早い時期」に実現するとした。
会談後、両首脳は夕食をともにした。首脳会談に先立ち、盧氏はラムズフェルド国防長官やアーミテージ国務副長官らとも会談した。 (05/15 11:25)
http://www.asahi.com/international/update/0515/006.html