現在地 HOME > 掲示板 > 戦争34 > 197.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 米韓首脳会談:共同声明の要旨 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 15 日 16:15:26)
米軍基地、配置見直し合意
【ワシントン=樫山幸夫】ブッシュ米大統領と盧武鉉韓国大統領の初の会談では、北朝鮮の核問題の「平和的解決」が可能との認識で一致をみながらも、北朝鮮による核兵器保有を許さずという強い姿勢が打ち出された。さきの米国、北朝鮮、中国による三カ国協議で、北朝鮮が核兵器保有を認め、威嚇的な態度に出たことなどが考慮されたといえようが、初顔合わせの米韓首脳会談で双方の認識を一致させることによって、恫喝(どうかつ)を用いて米国との対話を有利に展開しようともくろむ北朝鮮の機先を制するねらいがある。
ホワイトハウス高官は、「北の核兵器許さず」が共同声明の最大のポイントであり、先方に対する「強いメッセージ」の意味合いを含んでいると説明している。
共同声明はさらに、平和的解決への自信に言及しながらも、「(朝鮮)半島における平和と安定に対する脅威の増大は、新たなステップの検討を必要とするだろう」とも述べ、将来、何らかの新たな手段が講じられる可能性にも言及した。内容は明らかにされていないが、今後の北朝鮮の出方次第では、経済的な締め付けを含めていっそう強い態度にでる可能性を示唆したものとみられており、核開発による孤立化への警告とも相まって、声明は全体を通して北朝鮮に対するきわめて強いトーンが貫かれている。
昨年秋に、北朝鮮の核開発再開が明らかになった後、米国の一貫した方針は「平和的解決」と「対話」だった。その対話は、中国の尽力によって「三カ国協議」という形で実現したものの、そこで北朝鮮がとった態度は、核兵器保有宣言という威嚇そのものだった。北朝鮮にしてみれば、強い姿勢にでることで米国の譲歩を促そうという戦略だったが、米国は逆にこれまでの柔軟方針から強硬路線に転換し始めている。
今回発表された共同声明は、こうした米国の方針転換が鮮明に反映された内容であり、恫喝(どうかつ)で譲歩を引き出すという北朝鮮の戦略に“引導”を渡す意味合いが含まれているといっていい。
http://www.sankei.co.jp/news/evening/e16int001.htm