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【ニューヨーク=河野博子】クリントン前米大統領は12日、ニューヨークの「アジア・ソサエティ」の年次会合で基調講演し、北朝鮮の核問題について「米国は北朝鮮と相互不可侵条約を結ぶべきだ」との考えを明らかにした。
前大統領はまず、北朝鮮について「地球上で最も迷える国で、換金できる産品はミサイルと爆弾だけだ。彼らと関わるのは容易ではないが、極めて重要だ」と関与政策の重要性を強調した。また「94年の米朝枠組み合意がなければ、現在までに50から100の核兵器(プルトニウム爆弾)を所有していただろう」と述べ、結局は北朝鮮の核開発を食い止められなかったとして批判を浴びている枠組み合意を擁護した。
そのうえで、現ブッシュ政権や共和党が「武力行使の選択肢を放棄することは自分の手を縛ることになる」と反対している相互不可侵条約について、「現実的には米国の手を縛ることにならないし、彼らに敬意を払っていることを示すことで、開放政策に向かわせることができる」と述べて、条約を締結すべきだと主張した。
(2003/5/13/18:41 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030513i111.htm