現在地 HOME > 掲示板 > 戦争33 > 950.html ★阿修羅♪ |
|
フランス紙フィガロが伝える
9日付フランス紙フィガロは、テロ組織アルカイダの最高指導者ウサマ・ビンラディン氏が2001年末に死亡したとみられるとの専門家の分析を報じた。
ビンラディン氏が最後に姿を現したのは、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラが2001年12月27日に放映したビデオ。
フランス国立科学研究センターの研究員の分析によると、12月初旬に録画された同ビデオでは、ビンラディン氏は疲れてやつれ、左手を失った形跡があったが、迷彩の布でそれを隠していた。研究員は「米軍のトラボラ爆撃で彼が負傷したのは間違いない。当時のアフガニスタンの衛生条件からみて、腕の切断から生き延びるのは容易ではなかっただろう」と述べた。さらに12月9日にビンラディン氏の「別れのメッセージ」が、十数件のイスラム過激派のインターネット・サイトに現れ、イスラム教徒の敗北を暗示するコーランからの3つの詩句が引用されたという。
その後、数多くのサイトに〈1〉ビンラディン氏が聖人や救世主になぞらえて登場〈2〉仲間が書いたとみられるメッセージのビンラディン氏の署名に、預言者の名であり同氏の父親の名でもある「ムハンマド」が加えられ、聖人としての象徴性を高めている―などの傍証があるという。
フィガロ紙は、主要幹部や4000人近いメンバーの拘束などで、フランスの対テロ当局者が「アルカイダは終わった(消滅した)」とみていると伝えた。(共同)