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【ワシントン8日=夕刊フジ特電】再三の核カードで米日韓に揺さぶりをかける北朝鮮が、先の米中朝3カ国協議の席上、「わが方はあらゆる手段で核兵器の能力を示す」と脅しをかけていたことが分かった。「保有する核爆弾は2個」とも明かしており、ブッシュ米政権は、シリアやリビアなど「ならず者国家」に核兵器が流出する危険性を強く警戒している。
米情報筋などによると、完全非公開となった先月23日からの3カ国協議で、北朝鮮外務省の李根(リ・グン)副局長は、米国のケリー国務次官補に「すでに核爆弾を2つ保有している」「プルトニウム抽出のための核燃料棒再処理に着手している」と告げた。
「94年の米朝枠組み合意時で、すでに1、2個を保有」とされた核爆弾数。2個と確定されたのもさることながら、李副局長は「あらゆる手段で核兵器の能力を示す」と米国を威嚇した。
このため、米国の態度を硬化させ、協議を事実上、破綻(はたん)させた。
核燃料棒の再処理着手は、米国が設定するレッドライン(限界線)を完全に越えており、ラムズフェルド米国防長官ら新保守派(ネオコン)を中心に、対北強硬論が政権内で強まっている。
北の発言内容を分析した結果、米国はイランやリビア、シリアなど「ならず者国家」対し、「意図的にテロ支援組織や支援国家への核爆弾の売却を図ることで流出させ、核の恐怖による世界秩序の混乱を企図している可能性が高い」(米情報筋)と分析している。
米政府はこの動きを阻止するため、寧辺(ヨンビョン)にある核再処理施設などの監視を強化。偵察衛星やヒューミント(人的情報活動)のレベルを最高度に設定してフル活動させ、情報の収集にあたっている。
ZAKZAK 2003/05/09
http://www.zakzak.co.jp/top/top0509_2_01.html
」アメリカは余裕綽々なれど、金正日は冷や汗。頼みの中国が「SARS」で身動きできないのでは勝負は火を見るよりも明らかですね。北は食糧封鎖で自壊します。