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米政府筋によると、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)は7日、北朝鮮問題をめぐる閣僚級会合を開いた。麻薬密輸の阻止などで資金源を断つ方策も視野に入れつつ、5〜6月に相次ぐ日韓両首脳の訪米と主要国首脳会議(エビアン・サミット)を通じて包囲網強化を目指す方針を確認したとみられる。また、北朝鮮による使用済み核燃料の再処理について、米政府高官は「まだ始まっていない」との見方を示した。
米政府筋や外交筋によると、ブッシュ大統領は14日の米韓首脳会談や23日の日米首脳会談、6月初めのフランスでのサミットで、日韓中ロの首脳らと北朝鮮問題を協議。さらに5月下旬か6月初旬にソウルで日米韓の局長級の調整グループ会合(TCOG)を開く方向で調整している。
4月の米朝中3者協議で核兵器の保有を表明した北朝鮮に対し、パウエル国務長官はこれまで議会や報道陣との質疑で、麻薬やミサイルの輸出問題を指摘。北朝鮮の外貨獲得手段を断つことで封じ込めを強める考えを示唆してきた。3者協議を再開するかどうかについては、関係国の意向も踏まえて決断する構えだ。
一方、兵器級プルトニウムの抽出に向けた使用済み核燃料の再処理について米政府高官は7日、「様々な可能性を考慮して情報収集を強化しているが、現時点で確証はない。再処理は始まっていないという認識だ」と明言した。
国防総省当局者によると、米軍は日本海やその上空で連日、北朝鮮方面から流れてくる大気を採取し、再処理時に排出される気体の有無を点検。偵察衛星も監視を続けている。
7日付の米紙ワシントン・ポストは寧辺(ヨンビョン)の核施設で再処理着手を示唆する動きが増えていると伝え、8日付のニューヨーク・タイムズも「少量を再処理したかも知れない」と報道した。 (05/09 08:30)
http://www.asahi.com/international/update/0509/002.html