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【ニューヨーク=河野博子】米同時テロ時に世界貿易センターで犠牲になった2人の遺族がイラクやアル・カーイダなどを相手取って起こした損害賠償請求訴訟で、ニューヨーク・マンハッタンの米連邦地裁判事は7日、計1億400万ドル(約121億6800万円)の支払いを被告側に命じる判決を下した。
原告側は、今後、米政府が凍結したイラクやアル・カーイダ関連の財産から支払いを求めるとしている。同様の損害賠償請求訴訟はほかにも起こされているが、米同時テロに関連してイラクに賠償の支払いを命じる判決が出されたのは初めて。
訴訟は2001年11月にアフガニスタン、タリバン、アル・カーイダ、ウサマ・ビンラーディンを相手取って起こされ、昨年6月にイラクなどを被告に加えた。原告は証券会社の幹部社員だったティモシー・スーラさん(当時35歳)と別の金融会社社員、ジョージ・スミスさん(同38歳)の遺族。
判決は賠償総額のうち42%がイラク、38%がアル・カーイダにあるとし、残りをすべての被告に求めている。
裁判では、被告全員が昨年12月の公判に出廷しなかったことから、陪審裁判は行われなかった。
(2003/5/8/11:18 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030508i203.htm