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[東京 8日 ロイター] 小泉首相は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による拉致被害者や家族会、拉致議連が、北朝鮮に対する経済制裁の実施を求めていることについて、「いろいろ状況を見て(考える)。単なる報復が有効かどうかもわからない」と述べ、慎重に対応する姿勢を示した。官邸内で記者団に述べたもの。
首相は午前、官房長官に会うため官邸を訪れていた拉致被害者5人と急きょ面会した。被害者と会った感想について、首相は「よくがんばってこられたと思う」と述べた。
北朝鮮に対する経済制裁について、福田官房長官は午前の定例会見で、「日本だけで決められる問題ではない。北朝鮮の態度如何では、そういうことも考えなければならないということだろうが、十分関係諸国と協議する」と述べた。