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【ソウル澤田克己】米韓関係筋は8日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の寧辺(ニョンビョン)にある「放射化学研究所」から煙のようなものが出ているのを米国の偵察衛星が先月30日に確認したことを明らかにした。同研究所は使用済み核燃料棒の再処理施設とみられている。しかし、米韓両国は再処理の際に発生する高熱などが確認されていないため、施設稼働の可能性は低いと判断しているという。
同筋によると、米国は11日からの盧武鉉ノムヒョン大統領訪米準備のため米国入りした韓国政府当局者に偵察衛星の写真を示し、「施設稼働に伴う煙なのか、蒸気なのかは判断が難しい」と説明した。
しかし施設を稼働させた際に発生する放射性物質の排出と高熱は観測されなかったという。
同筋は「米国の中央情報局(CIA)も、再処理施設稼働との見方には懐疑的」と述べ、ワシントンでの米韓首脳会談(14日)を前に北朝鮮が揺さぶりをかけようとした可能性が高いと分析している。
北朝鮮の外務省スポークスマンは先月30日、米国による敵視政策の結果として「やむを得ず必要な抑止力を持つことを決心し、行動に移さざるを得なくなった」との談話を発表し、核兵器保有や開発強行を強く示唆した。
【ワシントン中島哲夫】フライシャー米大統領報道官は7日、北朝鮮が使用済み核燃料の再処理を始めた兆候があるとの米紙ワシントン・ポストの報道に関して「専門家は確かな結論には達していない」と記者団に述べ、再処理開始と判断できる根拠がないことを示唆した。
[毎日新聞5月8日] ( 2003-05-08-14:12 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030508k0000e030062000c.html