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(回答先: パキスタン:インド「同調」条件に核兵器放棄も 外務省報道官 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 06 日 01:10:55)
05/05 23:15 核相互放棄の用意を表明 インドの同調が条件 パキ 外信51
【イスラマバード5日共同】パキスタン外務省のカーン報道官は
五日の記者会見で、隣国インドが同調することを条件に、パキスタ
ンが保有する核兵器を放棄する用意があると述べた。
インドのバジパイ首相がパキスタンとの関係正常化に前向きな姿
勢に転じ、両国が空席となっていた大使を再び任命する方針を明ら
かにするなど緊張緩和の機運が出てきた中での発言。パキスタン側
の関係改善への積極姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。
一九九八年に核保有宣言をしたパキスタンは従来「インドが核兵
器を放棄すればパキスタンも同様の措置を取る」と主張してきたが
、両国の緊張が高まっていた二○○一年末以降は具体的な言及はな
かった。
しかし中国とも領土紛争を抱えるインドが、核兵器放棄に応じる
可能性は当面ないとみられる。
会見で、「カシミール問題が解決すればパキスタンは(一方的に
)核兵器を放棄する用意があるのか」との質問に対し、報道官は「
インドが放棄すれば」との前提付きで放棄する用意があると表明し
た。
アーミテージ米国務副長官が今週、両国を訪問する予定で、最近
の関係改善の動きは米国の事前の働き掛けが功を奏したとの見方も
出ている。
同報道官はまた、バジパイ首相が、パキスタンからの訪問要請に
前向きな回答を寄せていることも明らかにした。
二○○一年十二月にイスラム過激派がインド国会を襲撃した事件
を契機に、インドは「パキスタンが過激派を支援している」と強く
非難して関係が緊張、昨年は国境に両国が多数の兵力を集結させ、
一時は核戦争の懸念も出ていた。
(了) 030505 2315
[2003-05-05-23:15]
05/05 22:53 印パ関係改善の動き象徴 核兵器放棄、実現は疑問 外信50
【ニューデリー5日共同】パキスタンが核兵器放棄の用意に言及
したことは、二○○一年末以来、対立ばかりが際立っていたインド
とパキスタン両国の関係改善を象徴する動きだ。
パキスタンはこれまで。インドとの首脳会談などで「カシミール
が問題の中心」と強調し、経済や文化などの交流を優先させようと
するインド側をけん制してきた。
今回は、バジパイ・インド首相の対話呼び掛けに対し、既に「貿
易問題も話し合う」と応じ柔軟な姿勢を見せている。核兵器放棄の
発言もこうした流れに沿ったものだ。「カシミール地方の帰属」「
越境テロ」の問題から抜け出られなかった両国関係の変化を示して
いる。
しかし現実には、パキスタンが求めている核兵器の「相互放棄」
という条件をインド側が認める可能性はほとんどなく実現性は疑問
だ。インドには、中国という「宿敵」がいるからだ。
中国とインドは一九六二年の国境紛争で戦火を交え、インド側は
事実上、敗北。両国間には現在も未画定の国境問題があり、インド
が今年中の発射実験を予定している弾道ミサイル「アグニ3」は中
国を仮想敵に開発されたものといわれている。
(了) 030505 2252
[2003-05-05-22:53]
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