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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は、イラク・フセイン政権の崩壊理由として、フセインが信頼していた軍の指揮官らの裏切りと米国への情報提供を挙げ、北朝鮮内指導層の忠誠度を再点検しようとしていると、米国のシンクタンク「STRATFOR」が3日発表した。
同研究所は、欧州駐在の北朝鮮の外交消息筋の話を引用し、北朝鮮の最高位層は、北朝鮮が米国の軍事行動のターゲットになった場合に備え、イラク戦争を綿密に分析し、教訓を見出そうとしており、フセイン政権が短期間が崩壊したのは、米軍の優れた先頭能力や技術的優位よりは、イラク軍指揮官の裏切りや売国行為が原因であると分析していると伝えた。
つまり、北朝鮮は内部の結束さえ保てば、米国がどれほど激しい攻撃を加えても犠牲者が続出する長期戦に持ち込み、米国を苦境に陥れることができると信じているという話だ。
問題は、北朝鮮軍部と住民の結束であるが、イラク戦争の推移を見た北朝鮮の指導部が不安感を募らせるようになったという。
北朝鮮の消息筋は、「北朝鮮の指導層の中にも何人か『意思の弱い敵』がいる」とし「平壌(ピョンヤン)政府は、イラク崩壊の原因を知っているため、適切な措置を取るはず」と述べたとSTRATFORは伝えた。
また、北朝鮮は米国の宣伝戦に対抗するために、政権指導部と住民間の結束をいつになく強化する動きを見せている。
その一環として3月27日には新しい兵役法を導入し、党や政府の官吏のうち、40歳以下で軍服務の経験のない人は例外なく3年間、軍生活をするようにした。
これは革命性を強化する同時に、党と政府そして軍部の結束を強化する狙いがあるという。
STRATFORは、北朝鮮が内部結束と指導層の忠誠度を再確認し、安心するまでは、核問題をめぐる米国との交渉や南北対話に消極的的な態度を保ち、交渉や対話が行き詰まる可能性があると見通した。
尹熙栄(ユン・ヒヨン)記者
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/05/04/20030504000013.html