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インドのバジパイ首相は2日、国会で演説し「パキスタンとの関係を改善する」と述べ、本格的な対話を開始する意向を示した。昨年初めから空席となっていた駐パキスタン大使を復帰させ、民間航空機の乗り入れを再開すると表明した。パキスタン側は歓迎の意向を示し、同様の措置をとると決めた。昨年半ば、4度目の戦争の瀬戸際まで突き進んだ核保有国の関係は、正常化へ向けて動き出した。
バジパイ首相は「対話は決定的に重要なものだ。私の生涯にとって、これは最後の機会だ」と強い意欲を示した。
関係改善の背景には、イラク戦争後の国際環境の変化に対応したいという思いがある。インド側でのテロを支援していると非難されているパキスタンは、米国がインド寄りの姿勢を強めるのでは、との懸念を抱いている。このため、ジャマリ首相が電話で首脳会談を呼びかけるなど、関係改善の糸口を探っていた。一方、今月8日からアーミテージ米国務副長官が両国を訪問する予定で、インド側には交渉の主導権を握りたい思惑があった。
両国関係は01年12月、過激派がインド国会を襲撃した事件で、インド側が「パキスタンが関与した」と非難。これをきっかけに両軍合わせて100万人以上が国境線に集結し、4度目の戦争の瀬戸際まで進んだ。 (05/02 20:51)
http://www.asahi.com/international/update/0502/015.html