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【北京・浦松丈二】中国人民解放軍海軍は2日、中国山東省長山から東方の領海内で訓練していた通常型潜水艦1隻が最近、機械系統の事故を起こし、乗組員70人全員が死亡したと発表した。中国軍が事故を公表するのは極めて異例。多数の死者が出たことから、国内外への説明に踏み切ったとみられる。
新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」(SARS)禍が広がる中、中国指導部にとって新たな打撃となっている。
国営・新華社通信を通じた発表によると、事故を起こした潜水艦はすでに付近の港に回収され、適切な善後処理を行っているという。「中央軍事委員会、総部(軍中枢)、関係部隊は事故処理を極めて重視し、遭難した烈士への哀悼と遺族へのお見舞いを表明する」と伝えた。
中国国内のニューステロップでは、事故を起こしたのは「361番艦」と流れており、北海艦隊所属艦の明型潜水艦とみられる。事故現場に近い長山は北海艦隊(司令部・青島)の基地の一つ。朝鮮半島にも近い重要な海域だ。
中国海軍の主な潜水艦は1970年代に旧ソ連(ロシア)から購入し、改良を加えて国産化してきた。戦略原子力潜水艦(夏型)1隻を含め69隻を保有している。
事故を起こした明型は、旧ソ連のロメオ型の改良型といわれ、大半が80年代後半から90年代にかけて建造された。水中排水量は2113トンで乗り組み定員は57人。ただ、訓練内容によって乗組員数は変わることもあるという。
[毎日新聞5月2日] ( 2003-05-02-23:30 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030503k0000m030108001c.html