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04/29 07:30 イスラエル首相と会談用意 シリア大統領がメッセー 外信12
【エルサレム28日共同】シリアのアサド大統領が、イスラエル
のシャロン首相に対して、直接会談に応じる用意があるとのメッセ
ージを米下院議員を通じて伝えたことが二十八日、明らかになった
。トム・ラントス議員がイスラエル・テレビに明らかにした。
ラントス議員は二十七日にダマスカスで大統領と会談した際、未
解決の諸問題を協議したいとの意向をシャロン首相に伝えるよう要
請された。
イスラエル放送によると、二十八日にこれを伝えられたシャロン
首相は、会談実現に条件が付いているならば応じられないと強調。
実現可能性は不明だが、対イスラエル最強硬派のシリアが態度を軟
化させたことは注目されそうだ。
シャロン首相はこれまで、シリアとの無条件の和平交渉再開に応
じる用意があると表明。これに対しシリアは、一九六七年の第三次
中東戦争での占領地全面返還が協議の前提だと主張してきた。
両国は二○○○年一月、占領地ゴラン高原の返還問題をめぐり和
平交渉が暗礁に乗り上げた後、直接協議を行っていない。
イラク戦争後、イスラエルはシリアを最大の脅威の一つと位置付
け、米国にシリアへの影響力行使を要請するなど、外交圧力を強め
ていた。
(了) 030429 0729
[2003-04-29-07:30]
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