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【ワシントン中島哲夫】国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は27日、米軍がイラクで大量破壊兵器の捜索を行い国連査察官の現地入りを認めていない状況に異議を唱え、速やかな査察再開が必要だと主張した。米CNNテレビとのインタビューで語った。
エルバラダイ事務局長は、米軍が単独で大量破壊兵器を発見しても国際社会は疑うのではないかという質問に同意する形で、「我々(国連の査察チーム)は国際社会の代表であり、独立し、公平な立場なので最も信頼されている」と述べた。
また、米英軍がイラク攻撃の法的根拠になると主張した既存の安保理決議そのものがIAEAなどによる査察を命じており、これを履行する必要があると語った。
事務局長はさらに「交戦中ならともかく、安全が確保され、ジャーナリストや人道支援関係者が現地入りしているのに、我々が査察を再開すべきでないという理由は全くない」と指摘、査察官の現地入りが必要だと強調した。
エルバラダイ事務局長は一方、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核問題について「極めてやっかいな状況だ。できるだけ早く統制できるようにする必要がある」と憂慮。カギは効果的な検証だが、その点で94年の米朝枠組み合意は不十分だったと指摘し、「新たな合意を結ぶ場合は二度と北朝鮮にごまかされないようIAEAに十分な権限を与えるべきだ」と主張した。
[毎日新聞4月28日] ( 2003-04-28-13:33 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030428k0000e030050001c.html