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【バグダッド27日共同】イラクの暫定政権樹立へ向けた反フセイン各派の第二回会合が二十八日、バグダッドで開催される。十五日に中部ナシリヤで行われた第一回会合には欠席した有力組織イラク国民会議(INC)のチャラビ代表も出席の意向で、各派の戦後体制づくりに向けた動きが活発になっている。
前回同様、米中央軍のフランクス司令官が主催し、ガーナー米復興人道援助室(ORHA)室長が座長を務める見通し。
INCのスポークスマンはチャラビ代表の出席を明言、第二回会合が前回よりハイレベルになるとの見方を示した。同代表は米国の支援を受け、暫定政権の首班に最も近い位置にいるとみられるが、亡命生活が長く国内の基盤は依然脆弱(ぜいじゃく)。会合出席で存在感を示したいところだ。
会合にはクルド民主党(KDP)やクルド愛国同盟(PUK)などの組織や地元有力者らが参加。両クルド勢力はクルド地区の自治を前提とした連邦制の確保に向け、米国や各派との調整を精力的に行うとみられる。
フセイン政権下で激しい弾圧を受けてきたイラク共産党や、イスラム教シーア派のアッダワ党、イラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)の三勢力は、米主導の暫定政権づくりに距離を置く姿勢。しかし、米軍によるフセイン政権打倒とその後の治安維持活動を評価する動きも一部に出ており、最終的に暫定政権の枠組みに加わってくる可能性もある。
米当局は、各派の調整を急ぎ戦後体制の安定化を早急に図る方針。米紙報道によると、五月初めに規模を拡大した会合を開いて暫定政権の人選を進め、五月末までの政権発足を目指している。
(了) 04/27
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/iraq2/