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イギリスを訪問中の小泉首相は26日夜(日本時間27日未明)、ブレア首相とロンドン市内の首相官邸で約3時間会談した。両首脳はイラク復興支援について、国連の関与と国際協調が重要だとの考えで一致。互いに「主要な同盟国」として、ブッシュ米大統領に今後もそうした努力を求めていく考えを表明した。
日本側の説明によると、小泉首相がまずイラク戦争について「英国は軍隊を出し、死傷者も出たが、正しい判断だったと考える」と表明。ブレア首相は小泉首相が攻撃直後に支持表明したことを「ブッシュ大統領とも、小泉首相は正しい判断をしたと話した。だれが真の友人であるかが分かった」と評価した。
イラク復興をめぐっては、ブレア首相が「米国が国内問題として国連につれない態度をとることはわかるが、国際関係においては問題だ。米国に対しては、国連を入れる実際的利益について話をする必要がある。国連の参加なしには他国の参加は難しい」と米国の国連への対応を批判した。
小泉首相も「アラブには反米感情がある。一日も早く、イラク人による、イラク人のための政府をつくるべきだ。そして米国の影を薄くしなければならない。そのためには、国連や国際機関に役割を与えるべきだ」と同調。そのうえで、「サミット(6月の仏エビアンでの主要国首脳会議)前にブッシュ大統領に会うが、国連の役割、国際協調の必要性について話をする」と表明した。
ブレア首相はまた、国連決議について「国連決議にはすべてのものを入れ込む方式と、分野別にする方式があるが、細分化されたものをつくることが望ましいかもしれない。簡単なものから手をつけて難しいものが残ってしまう可能性もあるが、国連で議論するモメンタム(勢い)を維持する必要がある」と述べ、米国の方針とは一線を画す姿勢を示した。
北朝鮮問題については、小泉首相が「(米朝中協議での北朝鮮の)表面的な言いぶりと実際に考えていることには違いがあるので、分析する必要がある。北朝鮮の挑発に乗らずに、日米は冷静に対応しなければならない」と強調。「今回、中国が積極的に関与したことは評価する。中国が朝鮮半島の非核化について明言したのは有意義だった」と中国の対応を評価した。
ブレア首相は「北朝鮮に対しては粘り強く交渉していく必要がある。英国もできる協力はしていきたい」と語った。 (04/27 16:30)
http://www.asahi.com/politics/update/0427/003.html