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(回答先: 先月「再処理完了」情報、米国務省握りつぶし? [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 26 日 21:53:59)
【ワシントン=菱沼隆雄】ラムズフェルド米国防長官は25日、記者会見を行い、北京で行われた米国、中国、北朝鮮による3か国協議について、「ボールを前に動かせなかった」と述べて否定的な見解を示す一方で、核保有を宣言した北朝鮮に対する現時点での武力行使の可能性については否定し、今後も外交努力による解決を探る方針を強調した。
ただ、核カードで揺さぶりに出た北朝鮮に対し、米政権が今後、圧力を強めるのは間違いなく、ロイター通信は、米政府が、北朝鮮の核開発を非難する国連安全保障理事会の議長声明採択を、来週中にも目指す方針であると伝えた。
同長官は、今後の北朝鮮の核開発問題への取り組みについて、「大統領とパウエル国務長官がこの問題に取り組んでおり、最終的には外交的手段で解決できると期待している」と述べた。
ただ、今後の3者協議の継続の可能性については、中国は前向きの姿勢を示しているものの、米政府は「今回の協議で起きたことをすべて分析したうえで決定する」(バウチャー国務省報道官)と繰り返しており、3者協議が継続される保証は現時点ではない。
一方、ロイター通信によると、米情報筋は、兵器級プルトニウムの量産につながる8000本の使用済み燃料棒の再処理をほぼ終了しているという北朝鮮側の発言について、疑わしいとの見方を示しており、北朝鮮の真意がどこにあるのか、検討を急ぐことにしている。
仮に核保有や再処理着手が事実とした場合は、米政府が態度を一気に硬化させるのは確実。米政権内には外交的解決の中には、非軍事的対応策である制裁なども含まれるとの見方が強い。
また、ロイター通信によると、米政府高官は25日、米政府が、北朝鮮の核開発を非難する国連安保理議長声明の来週中の採択を目指し、北朝鮮の包囲網を構築に乗り出す姿勢を示すとともに、決議採択を嫌ってきた中国も、今回は採択に向けての障害にならないとの見通しを示した。
(2003/4/26/11:17 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030426i202.htm