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2003.05.13
Web posted at: 07:10 JST
_CNN
ワシントン(CNN) 米政府は、韓国防衛を主眼とする対北朝鮮戦争のシナリオを練ってきた。関係者の間では「OP-PLAN 50-27」と呼ばれる作戦だ。毎年、米韓軍事演習を重ねてきたが、想定されている結果は対イラク戦争と同じ米連合軍の勝利。しかし、イラク戦と異なり、大きな代償も予想されている。
米陸軍のラポルト大将は「北朝鮮が韓国に攻撃をしかけたとしても、負けるだけだ」と強気の姿勢を見せる。北朝鮮軍の7割は平壌の南の非武装地帯に集まっているからだという。
しかし、96年から99年にかけて韓国に駐留したティレリ元陸軍大将は、「北朝鮮は短距離・中距離ミサイルを持ち、大量破壊兵器さえある。また、100万を超すといわれる地上軍がいる」と警告する。国防総省によると、北朝鮮が保持するミサイルのうち、800発は韓国と日本を射程内に置いているという。ティレリ元陸軍大将は「北朝鮮は化学兵器も保持しているだろう。戦争になれば彼らはあらゆる手段を使ってくるはずだ」と警戒する。
ある試算によると、北朝鮮軍は1時間内に約30万発の砲弾をソウル市内に降り注ぐことができるといわれている。国防総省の予測では、対北朝鮮戦争では、双方に100万人以上の犠牲が出るとされ、米軍の犠牲者は5万人とされている。
94年の朝鮮半島危機当時、危機の回避に努めたアシュトン・カーター元国防次官補は「戦争になればソウルを守るのが目的になる。非武装地帯周辺での消耗戦になるだろう」と予想している。北朝鮮の金正日総書記は核兵器保持を主張している。カーター氏は「北朝鮮は破壊をもたらす力を持っている。しかし、彼らもまた全滅するだろう」と警告している。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200305130002.html