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来日中の中国の王毅外務次官は12日、川口順子外相や竹内行夫外務事務次官、田中均外務審議官と相次いで会談した。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核兵器開発問題について、日米両政府内で検討される規制強化や制裁措置に関連し、王次官は「問題を刺激し情勢を悪化させる行動を取らないことが重要だ」と述べ、北朝鮮に対し抑制的な対応をとるよう求めた。これに対し川口外相は「平和的解決の重要性と対話継続の方針に変わりはないが、核兵器が朝鮮半島に出現してはならないし、使用済み核燃料棒再処理も認められない」と述べ、北朝鮮の「核兵器保有」発言を非難、核廃棄を求める考えを示した。
また、一連の会談で王次官は「北朝鮮の安全保障の関心に応える必要がある。朝鮮半島の非核化のためには平和的手段しかない」とも強調。「米中朝3カ国協議の継続に向けて日本を含む各方面とさらに努力したい。中国としては日本の参加を歓迎する」と述べ、北朝鮮に対し今後、日韓両国が協議に参加できるよう説得する姿勢も示した。
一方、王次官は重症急性呼吸器症候群(SARS)について「台湾がSARSを利用して政治的な動きを示すことには反対だ」と指摘、台湾の世界保健機関(WHO)オブザーバー参加問題での慎重な対応を求めた。川口外相らは「関係者が満足する形でオブザーバー参加するのが望ましい」と述べた。【高安厚至】
[毎日新聞5月12日] ( 2003-05-12-22:05 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20030513k0000m010081000c.html