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英国・北アイルランドの反英カトリック系過激派組織アイルランド共和軍(IRA)内で、英軍の大物スパイ、アルフレド・スカパティチ氏が過去25年間にわたって、IRAメンバーら約40人を英軍の了承の下に殺害していた疑いが11日までに浮上した。
英有力各紙やBBCテレビによると、スカパティチ氏はIRA保安責任者のポストに就く一方で、英軍情報機関から年間8万ポンド(約1500万円)を受け取ってIRA中枢の貴重な情報を英軍に提供。サッチャー、メージャー歴代首相やブレア首相は同氏の報告を読んでテロ対策や政治交渉の参考にしていた。
歴代首相らが殺害計画を知っていたかどうかは不明。
殺害対象は、IRAメンバーのほか、同氏をスパイと見破った英国の警察官、兵士、一般市民らで、英歴代政権の「汚い戦争の内幕が露呈」(BBCテレビ)し「英情報機関とIRAの政治組織シン・フェイン党がともに窮地に立つ」(フィナンシャル・タイムズ紙)事件と受け止められている。
IRA内部の密告者とみられる筋から情報が漏れたとされ、同氏は北アイルランド中心都市ベルファストの自宅を既に脱出し、英軍情報基地がある英南部ドーセット州で保護されているとの情報もある。(ロンドン共同)
[毎日新聞5月12日] ( 2003-05-12-20:47 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030513k0000m030056000c.html
★ 4月中旬に放送された「BBCニュース」は、北アイルランドで89年に起きたカソリック系弁護士他数名の殺人に英軍情報部員や北アイルランド警察が関与していたとロンドン警視庁が報告したことを報じた。
ブレア政権は、過去の膿を出してでも、北アイルランド和平(現状の平和的固定化)を実現したいと考えているようである。