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(回答先: アフガニスタン・ジハードニュース(5/9) 投稿者 ドメル将軍 日時 2003 年 5 月 11 日 22:38:13)
05/12 16:32 基盤固めでタリバン急接近 カルザイ・アフガン大統 外信39
【カブール12日共同】アフガニスタンのカルザイ大統領が、旧
タリバン政権の幹部らに急接近している。米軍の撤退計画や国内の
権力抗争を背景に、タリバンの中枢を担ったパシュトゥン人への支
持基盤拡大が狙いとみられるが、政府内外から強い反発を招いてい
る。
政府筋によると、大統領は今月上旬、タリバンのガウス元外相ら
と秘密裏に会談し、政権への合流を打診した。記者会見でも「ガウ
ス元外相はアフガンを支える人物だ。テロリストとつながりのない
タリバンなら問題はない」と公言した。
しかし、カブールでは大統領を糾弾するデモが続き、参加者は「
タリバンがこの国に何をしたか忘れたのか」と叫んでいる。政府高
官も「国家的問題なのに政府内での相談も全くない」と大統領の独
断を非難する。
大統領がタリバンとの融和を急ぐ背景には、国内の権力抗争があ
る。政府は来年六月の総選挙までに軍閥を武装解除し、徴税を強化
するとの課題を抱える。いずれもファヒム国防相やイスマイル・ハ
ーン・ヘラート州知事ら既得権益を握る各地の実力者への挑戦であ
り、衝突は必至だ。
さらに、政権の中枢もタリバン掃討の実動部隊となったタジク人
主体の旧北部同盟が握る。「外様」のカルザイ氏が基盤を固めるに
は、自分と同じパシュトゥン人しか頼りはなく、結局はタリバンの
元幹部とつながらざるを得ない。
一方、大統領の最大の後ろ盾として軍閥や旧北部同盟を抑える役
割も果たしてきた米軍は、来年夏にも撤退を開始する可能性がある
。大統領は最近の会合で「米軍に出て行かれては(軍閥の抗争が続
いた)元の状態に戻ってしまう」と漏らすなど、焦りの色をにじま
せている。
(了) 030512 1631
[2003-05-12-16:32]
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