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(回答先: トラブルの96%尖閣諸島で 海保が03年の年次報告 投稿者 小耳 日時 2003 年 5 月 12 日 17:34:52)
海上保安庁は、最新情勢をまとめた「海上保安レポート2003」を12日付で公表し、政府が昨年4月に行った尖閣諸島の借り上げ問題に言及した。
日本の領土であるにもかかわらず中国、台湾が領有権を主張している尖閣諸島問題について、「政府は、平穏かつ安定的な状態に維持するため、魚釣島、南小島、北小島の3島を所有者から借り上げた」としたうえで、「これに中国、台湾は激しく抗議しており、今後とも予断を許さない状況」と分析している。
昨年、日本の領海内で違法操業したり不審な行動をとった外国船舶は442隻と前年より25%増えたが、このうち96%に当たる423隻が尖閣諸島周辺に集中し、大半は中国籍や台湾籍の漁船だった。
海保は、尖閣警備について、「常時巡視船を配備し、定期的に航空機を哨戒させるほか、大規模な抗議活動に対しては、巡視船・航空機を動員して万全な体制で警備していく」としている。
このほか、一昨年12月に鹿児島県奄美大島沖で起きた北朝鮮工作船事件の捜査の全容を特集。添付されたCD―ROMには、追跡から引き揚げまでの生々しいシーンが撮影された動画(約30分)が収録されている。
(2003/5/12/05:17 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030512i502.htm