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【エルサレム樋口直樹】エジプトのマーヘル外相は11日、パウエル米国務長官のイスラエル訪問に伴い、同国がパレスチナ自治区の封鎖措置を解除するなど人道面で一定の譲歩を見せたことについて「取るに足らないものだ」と一蹴した。
ロイター通信によると、マーヘル外相はカイロを訪問した欧州連合(EU)のソラナ共通外交安保上級代表との会談後、「イスラエルの(対パレスチナ)措置はどちらかといえば無意味だ」と指摘した。その上でイスラエルがロードマップ(指針)の受諾を表明し、パレスチナ人の生活苦を取り除くことによって相互の信頼関係を築くべきだと語った。
パウエル長官は12日、エジプトでムバラク大統領と会談し、ロードマップの早期履行について協力を求める。マーヘル外相の発言はイスラエルがいまだに、05年のパレスチナ独立国家樹立を盛り込んだロードマップの受け入れを表明していないことに強い不満を持つエジプトの立場を示したものだ。
[毎日新聞5月12日] ( 2003-05-12-13:18 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030512k0000e030054000c.html