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【ワシントン=伊藤俊行】11日付の米紙ワシントン・ポストは、2001年に5人の死者を出した炭疽菌事件の捜査で、連邦捜査局(FBI)が昨年12月から今年1月にかけて、メリーランド州の池から、犯人が炭疽菌を封筒に入れるために用いた可能性のある器材を発見していたと報じた。
同紙によると、同州の貯水池から、毒性の強い物質を扱う際に使われる、手袋を装着できる穴のあいた透明な箱と、プラスチックに包まれた小瓶が発見された。FBIは犯人が半分池に浸かりながら作業を行うことで、炭疽菌からの感染を防ぐとともに、作業後に器材を池に沈めて証拠を隠滅させていたと見て、近く池の水を抜いて徹底捜索を行う。
FBIは、炭疽菌事件はテロ組織アル・カーイダによるものではなく、事情に詳しい個人の犯行と見て捜査を進めてきたが、炭疽菌の痕跡など決定的な証拠が見つかっていない。ポスト紙は、今回有力になった水中作業の仮説には、FBIの中でも異論があるものの、米陸軍で生物テロの専門家だった医師の捜査の過程で浮上してきたものだと伝えている。
(2003/5/12/10:26 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030512i102.htm