現在地 HOME > 掲示板 > 戦争32 > 942.html ★阿修羅♪ |
|
【ワシントン=佐々木良寿】ブッシュ米大統領は24日、米NBCテレビとのインタビューで、イラクのフセイン大統領の所在について、「死亡した可能性を示唆する証拠がいくつかある」と述べた。フセイン大統領の行方は、同大統領を狙った今月7日の空爆以後は全く不明だが、ブッシュ大統領は、「情報が増えるにつれて、私は(空爆対象だったバグダッドのレストランにフセイン大統領が)いたとの確信を深めた」と語った。
ブッシュ大統領は、死亡したとの「証拠」について詳細を明らかにしなかったが、「(フセイン大統領死亡の)宣言をするのは、もう少し確実になってからだ」と述べ、なお確認作業が必要だと語った。
一方、ブッシュ大統領は24日、遊説先のオハイオ州での演説で、「サダム・フセインが大量破壊兵器を廃棄したか、移動したか、隠匿したか、われわれは真相を追及している」と述べ、イラクですでに大量破壊兵器が廃棄されていた可能性に言及した。
米政府は対イラク戦争の目的の一つに大量破壊兵器の発見と廃棄を掲げたことから発見に全力を挙げているが、これまでのところ成果は上がっていない。大統領の発言は、こうした現状を正当化するとともに、大量破壊兵器の廃棄を解除の前提条件とする国連の対イラク経済制裁問題で、制裁解除に向けた環境が整ったとする米政府の立場を明確に示すのが狙いと見られる。
(2003/4/25/11:50 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030425i205.htm