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(回答先: 【フランス語原文発掘】イラク共産党中央委員ファーミ氏の昨年のインタビュー記事 投稿者 磯中源太郎 日時 2003 年 4 月 25 日 05:53:54)
共産主義は、物質主義に基礎をおいています。しかし、人間の本質は物質ではありません。人間の内側の根底の根底にあるものは物質ではないのです。物質を超えた普遍的何か、something,なのです。物質主義的な世界観で、世界、社会、人間を認識するという、西洋の近代哲学の世界観に属する共産主義は社会改良をする力量はありません。共産主義を含む、西洋哲学の物質主義的理性によって、社会を変革し人間の内面性・精神性を高めることは、不可能なのです。上記したsomethingについての洞察を持つ人のみが、かろうじて、社会変革の基礎を置くことができます。
宇宙、生命には、何千万年経過しようと変わることのない定常的・普遍的真実が存在します。この観点から、人間の本質、生命の本質を洞察する認識力を持たない場合、いかなる社会変革も新たな混乱を生む結果となるのです。物質的知性にいかに明るくても、上記somethingについて、あるいは変化することのない普遍的真実や価値について洞察・知識がない場合、それは生命的な意味で「無知」と定義されます。「無知」は社会に混乱を生むだけです。
旧約聖書を信奉する宗教、ユダヤ教、キリスト教、回教の知識圏は上記somethingについて、無知の奈落に落ち込んでおり、自力でその奈落を這い上がってくる事は不可能です。宗教の支配する世界は皆同じです。生命的暗黒に陥っており、光がはいることを不可能にしています.回教徒の知識体系の上に、共産主義の知識体系をかさねたところで、闇が倍に深くなるだけです。そこには絶望しかなく、社会は止むことのない混乱と暴力が続くだけです。物質主義と宗教は人間の生命に本質的に打撃と不幸を加えるものなのです。
somethingの洞察・把握は物質主義的知性、物質主義的理性では不可能です。頭で理解・肉薄できるものではありません.