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【エルサレム=当間敏雄】イスラエル中部クファルサバの鉄道駅で24日早朝、パレスチナ人男性が爆弾で自爆、警察当局によると、イスラエル人の警備員1人が死亡、少なくとも13人が負傷した。犯人も即死した。
パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハ系の「アルアクサ殉教者旅団」が犯行を認めた。
パレスチナ自治政府の初代首相として、武装闘争路線に反対するPLOのアッバス事務局長が新内閣を発足させることが23日に確実になったばかり。アッバス氏は過激派の武装解除に乗り出すと見られており、今回の自爆テロは、アッバス新内閣への「警告」との見方が強まっている。
犯人の男はヨルダン川西岸パレスチナ自治区ナブルス近郊のバラタ難民キャンプに住む18歳の青年。現場は朝の通勤時間帯で混雑していた。
(2003/4/24/19:50 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030424i212.htm