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アフガニスタンの首都カブールに駐留する国際治安支援部隊(ISAF)で、8月から北大西洋条約機構(NATO)が指揮を執ることを23日、国連安全保障理事会が正式承認した。NATOが欧州の外で活動を行うのは49年の発足以来初めて。米国はイラクの治安維持にもNATOの関与を求めている。
NATOのロバートソン事務総長から書簡で申し出があったのを受け、安保理のジンセール議長(メキシコ大使)が23日、承認の回答を送った。ISAFはいま、29カ国の約4600人で構成されるが、NATO側によると加盟14カ国の兵士が約95%を占める。このため現在兵士2300人を送り込んで、オランダと共同で指揮を執るドイツが、6カ月の任期切れとなる8月10日以降、NATOとして指揮を執るよう強く求めていた。
NATO側は今回の措置を「ISAFへの支持を強化する」とともに、「ISAFの指揮系統と計画性に継続性を持たせるのが重要なため」と説明している。期間について書簡は言及していないが、任期を設けずに実質NATOがISAFを引き継ぐ形になりそうだ。
NATOはこれまで旧ユーゴスラビアのボスニアやコソボに域外派兵している。しかし、「北大西洋」の一部である欧州を離れて派兵するのは例がない。
ISAFはタリバーン政権崩壊後の01年12月に創設され、カブールとその周辺で治安維持や警備にあたっている。当初は英国、次いでトルコが指揮を執った。 (04/24 16:35)
http://www.asahi.com/international/update/0424/006.html