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【ワシントン23日共同】暫定政権発足までイラクを統治する軍政トップのフランクス米中央軍司令官が、首都バグダッド近郊に設置される中央軍司令部などには常駐せず、現地責任者としてジョン・アビザイド副司令官(中将)が陣頭指揮に当たる見通しとなった。米軍事筋が二十二日、明らかにした。
アビザイド副司令官はアラブ系で、アラビア語も堪能。イラク国内やアラブ諸国で米軍の駐留に対する反発が強いことに配慮し、「占領色」を薄める狙いがあるとみられる。
フランクス司令官は十六日、フセイン政権崩壊後初めて首都を訪れ、軍政に向けた第一歩を踏みだした。しかし、米軍事筋は、司令官はバグダッドなどイラク国内には視察などを理由に頻繁に訪れるが、長期滞在はしないとしている。
暫定政権づくりでは早くも反フセイン各派の足並みの乱れが表面化。イスラム教シーア派を中心に米軍の駐留への反発も強まっている。
米軍の長期駐留の見通しも強まっており、国防総省当局者は「占領ではないことをイラク国民に認識してもらう工夫が必要」と指摘した。
加えて、中央軍は依然アフガニスタンでの戦闘も抱えており、イラクの軍政だけに集中できないとの判断が働いたようだ。司令官は今まで通りカタールの基地で指揮を執る可能性が高い。
(了) 04/23
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/iraq2/