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塩川正十郎財務相は二十二日の閣議後の記者会見で、イラクの復興支援について「基金で調整してもらうことがいいのではないか」と述べ、国際機関と関係諸国が協力して、復興資金の受け皿となる基金を創設するべきだとの考えを述べた。
一方、福田康夫官房長官が同日の記者会見で「そういうことはない」と否定。川口順子外相も「特に承知していない」と語るなど政府内で見解に隔たりがあり、調整が必要となりそうだ。
イラク人による新たな政権樹立まで、政府開発援助(ODA)などの復興資金の具体的な受け皿が見当たらないため、世界銀行などの国際機関の下に、基金を設置する構想が浮上している。財務相は「イラクは石油資源があり復興資金に回せるが、資源が資金になるまでの間、助けなければならない」と指摘した。
(了) 04/22
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/iraq2/