現在地 HOME > 掲示板 > 戦争32 > 629.html ★阿修羅♪ |
|
戦争加害者側のトラウマが報告されています。
それでは、目の前で身内や友人を、雨霰と降る爆弾でばらばらの肉片にされてしまったイラクの人たちは、彼らに比してどのようなトラウマがあるというのだろう?
アメリカ市民の見解がほしい。
連日、リビングルームで、真実の伝わらない「勝ち戦(いくさ)」を眺めていた人たちが、精神的に飽和状態になったとでもいうのでしょうか?躁状態から一転戦争が終わって、先がなくなったので虚ろになったとでも?まして自分たちだけの「安らぎ」を求めたいという都合のよい「良心」であり、呵責は感じられない。
イラクの人々への思いやりは、この記事では見えてこない。
---------------------------
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030421id21.htm
米国民、戦争ニュース見過ぎで心に傷…不眠や不安感
【ワシントン=笹沢教一】イラク戦争では、戦闘シーンの現場中継など戦争報道が画期的変化を遂げたが、戦闘がほぼ終息した今、米国内では、ニュース視聴による心理的な影響で不眠や不安感を訴える人が後を絶たないなど、社会問題化の兆しが出ている。メディア革命がもたらした後遺症とも言え、米国心理学会(本部・ワシントン)や厚生省では、心の傷から立ち直るための手引をインターネット上に公表し、対策に乗り出した。
カリフォルニア州心理学会によると、これまでに、戦争を24時間中継し続けるニュース番組の視聴がやめられず睡眠障害になったり、心理的な圧迫感から同じことを繰り返して話すようになった例が報告されている。最近は戦闘そのものを伝えるニュース映像は減少したが、現在も理由のはっきりしない不安感を訴えたり、日常会話に違和感を覚える相談者は続いているという。
また、戦争映像の生々しさから、子供が近くで起きている出来事と錯覚して強くおびえる可能性も専門医から指摘されている。特に感受性の強い4―6歳児が要注意という。
米心理学会が発表した手引は、子供を持つ親や小学校教師、10代の若者向けにそれぞれ10項目の対策を明記。例えば、就学前の幼児を持つ親への手引は「指しゃぶりなど退行的な行動はおびえている合図」「子供は親の表情から気分を読み取る。親自身が自分を大切に」などとしている。米厚生省でも同様の手引をホームページに掲載しているほか、心理カウンセラーによる独自の相談窓口を設置しているテレビ局もある。
米国では2001年9月の同時テロの後も心理的な不調を訴える人が相次いだ。米厚生省のリチャード・カーモナ医務総監は「今回の状況は、同時テロの時によく似ている面がある。帰還兵たちが心的外傷後ストレス障害(PTSD)にかかっている可能性もあり、その対応も必要だ」と話している。
米心理学会のホームページはhttp://helping.apa.org/
(2003/4/22/01:34 読売新聞 無断転載禁止)