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(回答先: Re: ウラン劣化弾被害 投稿者 Kotetu_Tamano 日時 2003 年 4 月 20 日 22:28:58)
米軍の武器使用・解体などに伴う環境や人体への影響を調べてい る民間の「軍事毒性プロジェクト」のダン・フェーヒーさん(31)=写真・ ワシントンDC在住=は、情報公開法で入手した資料を基に、一九 九八年三月に「約四十万人の兵士が劣化ウランにさらされた可能性 がある」と公表した。
(中略)
例えば、劣化ウランの医学、環境評価をした七四年の軍の報告 書。それには「戦闘状況下で劣化ウラン弾を広範に使用した場合、 その周辺では劣化ウラン混合物の体内への吸入、摂取、着床が著しい可能性がある」と記す。
軍と契約関係にある化学応用国際社が九〇年七月に出した報告書 にも、その危険性が明確に述べられている。劣化ウランを「低レベ ルのアルファ放射線放出物質」とした上で「体内被曝の時はがんと 関連し、化学的毒性は腎臓(じんぞう)損傷の原因となる」と記 述。「兵士が戦場で煙霧状の劣化ウランにさらされると、物質が持 つ放射線や化学的毒性の潜在的な影響を強く受ける恐れがある」と 警告する。
九三年、会計検査院(GAO)がまとめた報告書では「陸軍は劣 化ウランによる適切な汚染対策を講じなかった」と指摘。その理由 として、健康を失った当事者には受け入れ難い軍の弁明を紹介して いる。「戦闘中やその他の生命を脅かされる状況下では、戦闘によ る危険の方が、劣化ウランによる健康へのリスクよりはるかに高 い。陸軍高官はこのため、防護対策は無視できると信じていた」 と。
この結果、二十、三十代の多くの若い兵士が戦争終結後に発症し、命を失った。
中国新聞(広島)の特集記事より
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/tokushu/index3.html
※劣化ウラン弾無害説は、米国内でも国防省のみが唱えているようです。