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外交部の李肇星部長は20日午後、イランのハラジ外相と電話会談を行った。
ハラジ外相は、先ごろ開かれたイラク周辺国緊急外相会議について「イラクはイラク人自身で統治され、天然資源の活用は、イラク国民の意向に合致したものであるべきだ」との認識が強調されたことを説明。またイラクの戦後問題について、国連が中心的な役割を果たさなければならないとしたうえで、中国ついて「イランは常任理事国である中国が果たす役割を重視している」と述べ、中国と交渉を続けていく考えを示した。
これに対し李部長は、イラク周辺国緊急外相会議の共同宣言重視と支持を表明。イラクの治安については「イラク情勢を速やかに安定させるべき」と指摘し、無政府状態であることに対する懸念を示した。中国などの在イラク大使館が略奪されたことについて「国際法上許されない」と述べるとともに、国立博物館の貴重な文化財が大量に略奪されたことについても「人類にとって損失であり、取り返すことができない」と強調。「人道主義上の危機を早く解決しなくてはならない」としたうえで、必要に応じて人道的援助を拡大していく意向を示した。
また李部長は「イラクの戦後復興問題は、国連の枠組で行うべきだ」と強調。国連の介入は各方面の利益に合致するものであり、重要な国際問題は国連の介入なしでは解決が難しいという認識を示した。そのうえで、「時代は変化しており、国際関係も民主化に向かうべきだ。国の決定は、その国民の手に委ねられなければならない」と指摘。中国には古くから民衆を大切にする思想があることを紹介し、イラク国内の問題についてはイラク人自身が決定を下すべきという考えを強調した。
「人民網日本語版」2003年4月21日
http://j.people.ne.jp/2003/04/21/jp20030421_28138.html